有機素材への転換
原材料に「アルチェネロ」の
有機トマトペーストを使用
私たちの具体的なSDGs活動についてご紹介します。「地球に優しくおいしさと安全の一体化を図り、お客さま満足に全力を傾ける」という考え方のもと、本業とその価値観をイコールとしながら、時代のニーズに合わせた持続可能な商品開発を行なっています。
生産者と消費者を尊重した持続可能な社会と環境づくりを広げていくため、「ミートボール」など定番商品におけるオーガニック食材の利用、包装パッケージの改良によるプラスチック使用量削減、工場における再生エネルギーの使用などに取り組んでいます。
ミートボールを軸にサステナブルな商品開発を実践
原材料に「アルチェネロ」の
有機トマトペーストを使用
新素材LIMEXを使用した
減プラ包材の研究開発を進行
工場での使用エネルギーを太陽光
発電や、CO2フリー電力に切り替え
規格外食材の見直しと
ノンフライや冷凍の技術研究
私たちは次なる安心・安全へのステップとして、自然環境・生産者・消費者のそれぞれを尊重する「オーガニック食材」の利用と、その生産者との連携にも取り組んでいます。私たちの主力商品「ミートボール」のトマトソースの原料として、2020年から一部の製品にイタリア産トマトのトマトペーストを採用する試みを開始しています。
2023年より本格導入された「アルチェネロの有機トマトペースト使用 イシイのおべんとクンミートボール」
「アルチェネロ」について
アルチェネロは、1970年代にイタリアで誕生したオーガニック食品ブランドです。「人と自然を尊重すること、適地適作の考えのもと可能な限りイタリア産原料を使用すること、なによりもおいしいこと」を大切にしています。オーガニックの先駆者として、有機農法を推進、取り組むことによって持続可能かつ責任ある経済の発展を目指し、より多くの消費者に安心と信頼、おいしく豊かなイタリア食材をお届けすることを目指し日本においてもオリーブオイルやパスタ、バルサミコなどの販売を進めています。
石油由来原料の使用を抑制した、プラスチックの代替となる「LIMEX(ライメックス)」を開発・製造・販売するTBM社と共同の研究開発を行っています。現在は、「おせち」のトレーに「LIMEX」を活用し、食品業界における環境負荷の低減を推進しています。
石井食品の「おせち料理」の商品に、環境に配慮したトレーの⼀部にLIMEX製のトレーを採⽤
※2022年度使用実績例
「LIMEX」について
「LIMEX」とは、炭酸カルシウムなどの無機物を50%以上含む、無機フィラー分散系の複合材料です。原料に水や木材パルプを使用しないため、紙の代替としての機能を持ちます。また、石油由来原料の使用量も抑えるため、プラスチックの代替としても活用可能。石井食品としては「LIMEX」製パッケージを用いることで、約石油由来プラスチックの資料を大きく削減しています。
京丹波工場では、石井食品の持続的な発展のために、再生エネルギーの活用を推進しています。2020年の4月より、同工場の電力をCO2フリーの自然エネルギーに切り替え。年間で大幅な量のCO2の削減に成功しています。
京丹波工場から電力をすべて再生可能エネルギーに変更していく(CO2フリーへの取り組み)
CO2排出量
自然エネルギー導入前と比較し、CO2排出量を約42%削減に成功。年間約2,000tの削減となっている。
栽培の過程で発生してしまう「【切】(カット品)」という規格のものを中心に原材料とし、大根おろしソースやパティを開発しています。「【切】(カット品)」といっても、作物にかける生産者の想いはそのまま。姉崎のおいしいだいこんを無駄なく活用し、食品ロス削減に寄与します。
栽培の過程で生まれる【切】を活用しした「千葉市原の姉崎だいこん卸ソースハンバーグ」
味は変わらないのに、形がいびつ、大きく育ちすぎたなどの理由で市場に出荷できない規格外の野菜や果物たち。日本では青果の形やサイズに対する要求がとても厳しく、少しでも規格を外れると買い取ってもらえず、廃棄されてしまうこともあります。Clean Foodはこんな状況を変えようと始まったプロジェクトです。生産者さんが手間暇かけて育てた作物を、形に関係なく品質に見合った価格で購入。みなさまに美味しく手軽に召し上がっていただくため、スムージー用にしてお届けします。
「Clean Food キャロットキウイ 10袋」ほか全5種
千葉県八千代市にある周郷農園。シーズン外の規格外イチゴを利用
千葉県南房総市野宮農園。市場に出荷できない規格外商品を提供する